Battery Monitorを導入しよう!
WindowsMobileで利用できるさまざまなアプリを公開していただいているKOTETUさん。そのKOTETUさんが作成された「Battery Monitor」はその名の通り、バッテリー残量を表示するアプリケーションだが、現在はバージョンが1.13に上がって、単なるバッテリーの残量表示だけではなく、再起動や通信状態を監視して一定時間、もしくは一定量の通信を行わなかった場合アクセスを切断するという機能が追加されている。それだけでも非常に便利なのだが実は、もう一つ大きな機能を備えている。ここで取り扱うのはまだ早いと思うので詳細は後にしておくが、Today画面で通常は画面下には左に「予定表」、右には「連絡先」というソフトウェアボタンが表示されている。通常はこれを変更することはできないのだが、ちょっと情報を探れば、この部分を自分の好きなアプリケーションに差し替えることが可能なのだ。実際私は「レジストリを変更する」という方法をつかって、左に「GSFinder+ for HTC Universal」、右に「PhatPad3」を割り当てて使っている。ところが、どうもW-ZERO3のバグ(不具合)なのか、この操作を行ってもなぜか左ソフトウェアキーだけは置き換わってくれないのである。そのまま「予定表」が起動されてしまう。変更したことが有効にならないのだ。そのバグ(不具合)を解消する機能も搭載してくださっている。W-ZERO3が発売されて1ヶ月以上がたち、あちこちでさまざまな情報が公開されているので、ソフトウェアキーの変更にチャレンジしてみようと思ったユーザーはこのKOTETUさん作のBattery Monitorを導入しよう!
ちなみに、W-ZERO3のバッテリー残量表示は結構いい加減で、100%→49%→19%→9%の4段階しか表示してくれない(私が所有しているもう1台のWindowsMobile5.0マシンのDELL Axim X51vでは1%刻みに表示してくれるのだが・・・)
バッテリー部分に残量が数値で表示される。充電中はバッテリーが赤で表示され、充電が完了すると緑になるのでわかりやすい。
Battery MonitorはKOTETUさんのはてなダイアリーの左サイドバーにある「その他の小物」のリンクをたどってダウンロードすることができる。「W-ZERO3専用」のものをダウンロードしよう。
ダウンロードはこちらから → KOTETU's Hatena
ダウンロード後は、ダウンロード先に保存されている「BattMon_WZERO3.arm.cab」をタップしてやればそのままインストールが始まるので、「デバイス」にインストールしてやろう。あとは、「スタートボタン」→「プログラム」→「BttMon」をタップして起動してやればOKだ。リセットしてもそのまま自動的に常駐して標準のバッテリーモニターのアイコンを置き換えてくれる。
このアイコンをスタイラスで長押しすると下のようなメニュー画面が表示される。
ここで「リセット」ボタンを押すとバッテリーの駆動時間のタイマーがリセットされる。「再起動」をタップするといわゆる「ソフトウェアリセット(裏蓋をはずしてリセットボタンを押すのとほぼ同じ動作)」を行うことができる。「終了」で常駐を終えて、アプリを終了させることができる。また、「設定」をタップしてやると下のような設定画面が出る。
この画面で通信中無双さ状態がどれくらい経過したら接続を切断するかを設定することができる。
このような便利なアプリを作成し、公開してくださったKOTETUさんにはこの場をお借りして改めて感謝の意を表したい。
HTT スリムケース for W-ZERO3とBOOK W-ZERO3
まぁ、昔から電脳関係のケースの収集は趣味の趣味みたいなもので、本日PDA工房が扱っている「HTT スリムケース for W-ZERO3」が到着しましたので、レポートしてみたいと思います。といっても、前にBOOK W-ZERO3の紹介の時に少し書きましたが、基本的に同じです。えーっと、9割は同じといってもいいかと・・・。ただ、違うのが液晶保護面のカバーがどちらに開くか、ということと液晶保護面の裏がSDカードホルダーかminiSDカードホルダーなのか、カメラのレンズ部分の切り欠きが若干異なるといったところでしょうか。あ、あと革の手触りというか表面処理も違いますね。カラーバリエーションはBOOK W-ZERO3の3色に対して、HTT スリムケース for W-ZERO3は黒1色といったところでしょうか?
■見た目の違い・・・
左が本日届いたHTT スリムケース for W-ZERO3、右がBOOK W-ZERO3です。マグネット部分も異なりますね。
■キーボードオープン時の違い
左がHTT スリムケース for W-ZERO3、右がBOOK W-ZERO3です。ここが最大の相違点ですね。キーボードを開いたときに液晶保護面がどっちに来る方が便利に感じるかの違いだと思います。ちなみにvis-a-visで扱っているPDAirのもHTT スリムケースと同様ですね。
■miniSDカードホルダーとSDカードホルダー
左はminiSDカードホルダーとクレジットカードホルダー、右はSDカードホルダーになっています。PCや他の機器とやりとりをする場合にSDアダプタが必要な場合はBOOK W-ZERO3の方がいいですね。逆に携帯などminiSDカードのみのやりとりで済むのならHTT スリムケースでも問題なし。というか、この点で問題になんかなりませんか・・・(^^ゞ
■カメラレンズ部分の切り欠き
カメラ撮影時に大きな差を感じるかもしれませんね。HTT スリムケースだと上から折り返す形になるので横に持って撮影するときにカバーがレンズにかぶる。BOOK W-ZERO3だとそのまま下になりますからレンズを覆う心配はないですね。
あ、でもキーボード開いて入力するときはHTT スリムケースの方がカバーが邪魔にならないかな?
ただ、あえて苦言をいわせていただくならば、どちらも切り欠き部分の周囲のステッチと処理が・・・甘いです・・・
HTT スリムケース for W-ZERO3の購入は→ここをクリックしてから
やっぱりこのW-ZERO3のキーボードギミックにうまく対応したケースっていうのは難しいですね。それにブックタイプのケースはどうしても厚みが増してしまうのが欠点です。これを装着するとNIARAのケースにも入らないです・・・もちろんズボンのポケットやコートのポケットにも・・・厳しい・・・
転ばぬ先のバックアップ!
W-ZERO3は「Windows Mobile5.0日本語版」というOSを搭載した携帯電話(PHS)です。今までの携帯電話(PHS)と違って、まだまだ基本ソフトウェアとして安定しているとは言い難い面があります。さらに、さまざまなアプリケーションを自分の好みによって追加して機能を追加できるという非常に楽しみな面がある反面、あまり機能を追加しすぎると動作が不安定になってしまうというデメリットもあります。そんな時にあわてなくてもいいようにある程度使い方が定まった時点でその環境をバックアップしておくことをおすすめします。バックアップをとるためにはもともと搭載されている「バックアップツール」というアプリケーションを利用します。
「バックアップツール」の起動は「スタートボタン」→「プログラム」→「バックアップツール」をタップして起動します。
起動するとまずはバックアップに必要な容量を自動的に計算してくれます。その後上の画面になります。バックアップ先は「メインメモリ」と「miniSDカード」を選択できますが、可能な限り容量に余裕のある「miniSDカード」を指定しましょう。
「バックアップの作成」をタップすると上の画面になります。そのまま「OK」をタップします。
バックアップが開始されるとインジケータが進行状況に応じて進んでいきます。このとき画面をタップしたり他のアプリケーションを使ったりしないようにしましょう。
バックアップの作成が完了すると作成したバックアップファイルを自動的に検証してくれます。
バックアップが完了すると上の画面のようにその旨メッセージが表示されます。これで終了です。「OK」ボタンをタップしましょう。
標準の「バックアップツール」はそのままでは残念ながら1世代のバックアップしかとることはできません。新たにアプリケーションを追加したり、設定をいじったりしたあとで、もう一度バックアップをとりたいときには、上の画面に出ている「バックアップの削除」をタップして以前とったバックアップを削除してやると新たにバックアップをとることができます。
どうしても、バックアップを複数残しておきたいときなどはバックアップファイルが納められているフォルダの名前を変更してやると新たにバックアップを作成してやることができます。標準では「バックアップツール」は「メインメモリ」または「miniSDカード」の「CEBACKUP」というフォルダを作ってその中にバックアップファイルを作成しますので、このフォルダ名を変更してやれば複数のバックアップをとることができます。私は「CEBACKUP」のあとに日付をいれることで管理しています(こうすればいつとったバックアップファイルかすぐにわかりますし、そのフォルダからバックアップを戻してやりたいときには、再び「フォルダ名を変更する」で、日付の部分だけを取り除いてやればよいからです。
「バックアップは転ばぬ先の杖」です。いろいろといじってみたあとで、安定して使えるようになったなぁ、と思ったら早めにバックアップをとるようにしておきましょう。